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【中米】産のコーヒー豆

中米諸国は国土が狭く、1か国ごとのコーヒー生産シェアはトップのホンジュラスでも4%にすぎません。

しかし、エリア全体のシェアを総計するとアフリカとほぼ同じで約12%。

赤道が近いため暑いイメージがありますが、沿岸部以外は高原や山岳が多く、寒暖差が大きいため、コーヒー豆の栽培には適しています。

中米では南米に比べると大規模農園は少数で、小規模な農園が中心です。

農園ごとにバラエティ豊かなテイストを持っています。

ファッションでいえば、南米が百貨店、中米諸国はセレクトショップというところです。

中米のコーヒ豆

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中米のコーヒー豆

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中米のコーヒーの特徴はバラエティ豊かな農園

中米諸国は農園ごとにバラエティに富んでいるのであくまでも目安程度ですが、酸味と香りのバランスがよいのがコスタリカとグアテマラです。

やわらかな味わいなのはメキシコで、苦みが抑え気味のものが多いようです。

コクと甘みがしっかりしているのがエルサルバドル。

ホンジュラスはクリーンなボディとまろやかな酸味が特徴です。

カリブ海のジャマイカは「ブルーマウンテン」の銘柄に代表されるように香り高く、まろやかで繊細な口当たりが特徴です。

 

 

中米のコーヒー豆の生産量は世界シェア12%、アフリカと互角。

2017年全世界のコーヒー豆の生産量は9,212,169トンで、そのうち475,042トンが中米のホンジュラス産のコーヒー豆です。

世界シェアは約5.2%で、世界第5位の生産量です。

ホンジュラスの他にトップ10に入った中米の国は、グアテマラで世界第9位(生産量245,441トン、シェア約5.2%)

他には

第11位:メキシコ(生産量153,794トン、シェア約1.7%)

第13位:ニカラグア(生産量128,111トン、シェア約1.4%)

第16位:コスタリカ(生産量90,390トン、シェア約1.0%)

第24位:エルサルバドル(生産量39,460トン、シェア約0.4%)

全世界のコーヒーの約12%が中米産のコーヒー豆です。

日本で飲まれているコーヒーの約6%がグアテマラ産のコーヒー豆です。

2018年、日本で飲まれているコーヒー豆の24,117トンがグアテマラ産のコーヒー豆で、国内シェアは第6位の約6.0%です。

つづいてホンジュラスの8位で6,624トン(シェア約1.7%)

他には

第11位:エルサルバドル 2,578トン(シェア約0.6%)

第12位:ニカラグア 2,402トン(シェア約0.6%)

第13位:コスタリカ 1,487トン(シェア約0.4%)

第15位:メキシコ 1,039トン(シェア約0.3%)

中米全体では日本全体で飲まれているコーヒーの約1割にあたります。

2017年生産量Top10

国名 数量
(世界シェア)
第1位
ブラジル
2,680,515トン
(29.1%)
第2位
ベトナム
1,542,398トン
(16.7%)
第3位
コロンビア
754,376トン
(8.2%)
第4位
インドネシア
668,677トン
(7.3%)
第5位
ホンジュラス
475,042トン
(5.2%)
第6位
エチオピア
471,247トン
(5.1%)
第7位
ペルー
346,466トン
(3.8%)
第8位
インド
312,000トン
(3.4%)
第9位
グアテマラ
245,441トン
(2.7%)
第10位
ウガンダ
209,325トン
(2.3%)

資料:GLOBAL NOTE

2018年輸入量Top10

国名 数量
(国内シェア)
第1位
ブラジル
111,955トン
(28.0%)
第2位
ベトナム
98,513トン
(24.6%)
第3位
コロンビア
64,201トン
(16.0%)
第4位
インドネシア
30,364トン
(7.6%)
第5位
エチオピア
26,739トン
(6.7%)
第6位
グアテマラ
24,117トン
(6.0%)
第7位
タンザニア
15,475トン
(3.9%)
第8位
ホンジュラス
6,624トン
(1.7%)
第9位
ラオス
5,656トン
(1.4%)
第10位
ペルー
4,813トン
(1.2%)

資料:財務省「通関統計

 

 

グアテマラはバラエティーに富んだ味わいのコーヒーを生産

マヤ文明の栄えた地から

グアテマラのコーヒーは、その多くが山脈の斜面で栽培されています。

また栽培している地域によって気候条件も様々で、バラエティに富んだ味わいのコーヒーを生産している国でもあります。

呼び方

一般的には「グアテマラ(ガテマラ)」と呼ばれています。

「グアテマラ アンティグア」などの地域名や、「グアテマラ SHB」などの格付けを表す等級と一緒に表記されていることも。

 

栽培品種

アラビカ種

 

香味の特徴

水洗式アラビカ

甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

 

 

グアテマのコーヒー豆のグレード

グアテマラでは生産地の標高によって7段階で格付けされています。

主な表記 標高
【SHB】
STRICTLY HARD BEAN
1,400m~
【HB】
HARD BEAN
1,200~1,400m
【SHB】
SEMI HARD BEAN
1,050~1,200m
【EPW】
EXTRA PRIME WASHED
900~1,050m
【PW】
PRIME WASHED
750~900m
【EGW】
EXTRA GOOD WASHED
600~750m
【GW】
GOOD WASHED
~600m

「STRICTLY HARD BEAN」と「SEMI HARD BEAN」はどちらとも表記は【SHB】。

紛らわしいですが、さすが大らかなグアテマといったところです。

 

 

グアテマラの代表的なコーヒー豆

【グアテマラ・ラ・ボルサ】安定した品質

ウエウエテナンゴ高地にあるスペインの名門貴族・アギレ家が開いたラ・ボルサ農園で収穫された豆です。

農園内には豊富な水源があり、丹念に水洗いされて豊かな陽光で天日干しされた豆の味は、クセが少なく上品です。

2002年度カップ・オブ・エクセレンス第2位に輝いた高品質の豆です。

グアテマラ・ラ・ボルサの詳細

グレード プレミアムコーヒー
適した焙煎度 中煎り~深煎り
(シティロースト~フレンチロースト)
香り
酸味
甘み
苦み
コク

 

 

 

ホンジュラスはコーヒー栽培に最適な環境

中米の名産地のひとつ

標高による温度差が激しいため、コーヒー栽培には最適の環境を備えています。

東西にのびる2000メートル級の山脈沿いにコーヒー産地が集中しています。

呼び方

一般的には「ホンジュラス」と呼ばれています。

「ホンジュラス SHG」など格付けを表す等級と一緒に表記されていることも。

 

栽培品種

アラビカ種

 

香味の特徴

水洗式アラビカ

甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

 

 

ホンジュラスのコーヒー豆のグレード

ホンジュラスでは農地の標高で3段階に格付けされています。

主な表記 標高
【SHG】
STRICTLY HIGH GROWN
1,200m~
【HG】
HIGH GROWN
900~1,200m
【CS】
CENTRAL STANDARD
600~900m

 

 

メキシコのコーヒーは生産量は多いものの日本では見かけない

ラテンアメリカ最北端の生産国

メキシコでコーヒー栽培が始まったのは1790年のこと。

今では、中米のコーヒーの主要生産国の一つにまで成長しています。

ただ、日本への輸出量は少なく、あまり口にすることはありません。

呼び方

一般的には「メキシコ」と呼ばれています。

「メキシコ AL(アルツーラ)」など格付けを表す等級と一緒に表記されることも。

 

栽培品種

アラビカ種/カネフォラ種ロブスタ(主にアラビカ種)

 

香味の特徴

アラビカ

甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

 

 

メキシコのコーヒー豆のグレード

メキシコでは、生産地の標高によって3段階に格付けされますが、二種類の基準が混在していて互換性もないのでちょっと分かりにくくなっています。

主な表記 標高
【AL】
ALTURA
1,300m~
【PL】
PRIMA LAVADO
900~1,300m
【BL】
BUEN LAVADO
750~900m
主な表記 標高
【SHG】
STRIETHY HIGH GROWN
1,700m~
【HG】
HIGH GROWN
1,000~1,700m
【SD】
STANDARD
~1,000m

 

 

 

コスタリカはプライドの高いコーヒー産地

美しい自然が育むコーヒー

コスタリカは、スペイン語で「豊かな海岸」を意味する国名どおり、東はカリブ海、西は太平洋に面しています。

コーヒー豆は主に、首都のサンホセを中心にした山間盆地と、それを取り囲む4つの火山山麓で栽培されています。

コスタリカでは「アラビカ種以外のコーヒーノキを栽培してはならない」という法律があるほど、コーヒー豆の品質にプライドを持っています。

呼び方

一般的には「コスタリカ」と呼ばれています。

「コスタリカ SHB」など格付けを表す等級と一緒に表記されていることも。

 

栽培品種

アラビカ種

 

香味の特徴

アラビカ種

透明感のある明るい酸味と長く続く甘い余韻

 

 

コスタリカのコーヒー豆のグレード

コスタリカでは、標高によって格付けされていますが、太平洋側斜面か大西洋側斜面かでグレードの表記が異なります。

太平洋側斜面

主な表記 標高
【SHB】
STRECITY HARD BEAN
1,200~1,650m
【GHB】
GOOD HARD BEAN
1,000~1,200m
【HB】
HARD BEAN
800~1,000m

 

太平洋側と大西洋側の間の斜面

主な表記 標高
【MHB】
MEDIUM HARD BEAN
500~1,000m

 

大西洋側斜面

主な表記 標高
【HGA】
HIGH GROWN ATHLANTIC
900m~
【MGA】
MEDIUM GROWN ATHLANTIC
600~900m
【LGA】
LOW GROWN ATHLANTIC
150~600m

 

 

コスタリカの代表的なコーヒー豆

【ブルーマス・レッドハニー】マイクロミル特有の味わい

コスタリカ

コスタリカ

コスタリカのコーヒー生産の中心地、セントラルバレーで主にマイクロミルという精製処理施設で作られる豆です。

小ロットで丁寧に栽培・精製しています。

レッドハニーは製法の名称で、コスタリカ特有の程よい酸味、果実的な甘み、ミルクのようななめらかな口当たりが特徴です。

ブルーマス・レッドハニーの詳細

グレード スペシャルティコーヒー
適した焙煎度 中煎り
(ハイロースト~シティロースト)
香り
酸味
甘み
苦み
コク

 

 

【サンガブリエル・ナチュラル】クリーミーな甘みが特徴

サンガブリエル農園は、コスタリカのコーヒー発祥地、セントラルバレーのトレバレス山麓が広がる地域にあります。

昼夜で気温が大きく変わる寒暖差が実を凝縮させ、海からの乾燥した風が甘みを引き出すという、コーヒー栽培に適した気候を生かして、高品質の豆を生産しています。

サンガブリエル・ナチュラルの詳細

グレード スペシャルティコーヒー
適した焙煎度 中煎り~深煎り
(ハイロースト~フルシティロースト)
香り
酸味
甘み
苦み
コク

 

 

 

エルサルバドルは国を挙げてコーヒーの拡大に取り組む

中米一の小国で育つコーヒー

エルサルバドルでは、主に高原や山岳地帯の斜面で栽培されています。

エルサルバドルは内戦が続いた影響で、工業が衰退したこともあり、農業が最重要産業になっています。

その中でもコーヒー豆が輸出品の最大のウエイトを占めているので、国の最重要産業になっています。

呼び方

一般的には「エルサルバドル」と呼ばれています。

「エルサルバドル SHG」のように格付けを表す等級と一緒に表記されていることも。

 

栽培品種

アラビカ種

 

香味の特徴

水洗式アラビカ

甘い香りとすっきりした酸味、爽やかな後味

 

 

エルサルバドルのコーヒー豆のグレード

エルサルバドルでは生産地の標高で3段階に格付けされています。

主な表記 標高
【SHG】
STRICTLY HIGH GROWN
1,200m~
【HG】
HIGH GROWN
900~1,200m
【CS】
CENTRAL STANDARD
600~900m

 

 

エルサルバドルの代表的なコーヒー豆

【ラス・ヴィクトリアス・オレンジ・ブルボン】中米を代表する希少品種

エルサルバドル

エルサルバドル

ラス・ヴィクトリアス農園は、中米でも早い、1800年代後半からコーヒーの栽培を手がけてきた農園です。

オレンジブルボンは約100年前に突然変異で生まれた希少な品種です。

爽やかな酸味、ヘーゼルナッツのような香ばしい甘みが特徴です。

ラス・ヴィクトリアス・オレンジ・ブルボンの詳細

グレード スペシャルティコーヒー
適した焙煎度 中煎り
(ハイロースト~シティロースト)
香り
酸味
甘み
苦み
コク

 

 

ニカラグアの代表的なコーヒー豆

【ハイメモリナ・ブルボン】有機らしい上品な味わい

ニカラグア

ニカラグア

ハイメモリナは、ニカラグアとホンジュラスの国境沿いのラス・セゴビア地域に広がる標高1,340~1,450mに位置し、有機農法に取り組む農園です。

主にブルボン・カツーラ種を栽培していて、チェリー系の風味、上品な甘みを兼ね備えた上質のコーヒー豆を生産しています。

ハイメモリナ・ブルボンの詳細

グレード スペシャルティコーヒー
適した焙煎度 中煎り~深煎り
(シティロースト~フルシティロースト)
香り
酸味
甘み
苦み
コク

 

 

パナマの代表的なコーヒー豆

パナマのコーヒー豆のグレード

パナマでは生産地の標高で3段階に格付けされています。

主な表記 標高
【SHB】
STRICTLY HARD BEAN
1,350m~
【HB】
HARD BEAN
1,050~1,350m
【EPW】
EXTRA PRIME WASHED
900~1,050m

 

【カミーノレアル・SHB】豊かな自然が育んだコーヒー豆

パナマSHB

パナマSHB

カミーノレアルは、パナマ西部、バルー火山の東側の標高1,350mの場所で栽培されています。

肥沃な火山灰土壌、適度な降雨量と、良質のコーヒー豆を収穫するのに適した地域です。

カミーノレアルは「王の道」を意味し、大航海時代にこの地がスペイン王国に金を運ぶルートだったことに由来します。

カミーノレアル・SHBの詳細

グレード スペシャルティコーヒー
適した焙煎度 中煎り~深煎り
(ハイロースト~シティロースト)
香り
酸味
甘み
苦み
コク

 

 

世界のコーヒー豆の産地

【アフリカ】中東産のコーヒー豆

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【東南アジア】オセアニア・太平洋産のコーヒー豆

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【南米】産のコーヒー豆

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おいしい珈琲 編集長 モリシゲ

味のことなんて気にせずに飲んでいたインスタントコーヒー。 それが職場に設置されたバリスタで淹れたコーヒーを飲んで一変。 「インスタントコーヒーなのにこんなに美味しくなるなんて!なぜ?」 そして50歳の誕生日に自腹で買ったバリスタ。 名前を「バリリン」とつけた。 このことがきっかけでコーヒーにハマることに・・・。

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